勝手にレコメン

自分の好きな音楽などを、勝手にオススメするブログ。

神聖かまってちゃん「夕暮れの鳥」

 日本のバンド、神聖かまってちゃんが2017年にリリースしたシングル「夕暮れの鳥/光の言葉」に収録されている曲です。

 神聖かまってちゃんを初めて聴いたのは、2011年にNHK教育で放映されたドキュメンタリー番組「ETV特集」でした。学生時代にいじめられ、高校も中退してニートだった青年(全ての作詞・作曲を手掛けるボーカル・ギターの「の子」)が、音楽により社会復帰するみたいな内容で、最初は気持ち悪い曲だなと思っていましたが(笑)、中毒性のある独特の音楽と、当時の「の子」の破滅的なキャラクター(カート・コバーンを連想)に、しだいにハマっていきました。この曲はテレビアニメ「進撃の巨人 Season 2」のエンディングテーマだった曲で、幻想的な美しい曲です。


神聖かまってちゃん-夕暮れの鳥/Shinsei Kamattechan-Yuugure no tori

□□□「GOLDEN KING」

 日本のポップユニット、□□□クチロロ)が、2007年にリリースしたアルバム「GOLDEN LOVE」に収録されている曲です。

 最初に彼等の名前を目にした時、文字なのか記号なのかわかりませんでしたが(笑)、□□□は1998年に三浦康嗣と南波一海により結成されたユニットで、現在は南波が脱退、「村田シゲ」と「いとうせいこう」が加わり3人編成となっています。「GOLDEN LOVE」は、J-POP・ヒップホップ・テクノなどがごちゃ混ぜの、カラフルかつキャッチーな曲が満載のアルバムで、この曲もイントロから体が反応するファンキーなブレイクビーツが格好いい曲です。


□□□(クチロロ) - GOLDEN KING

Chara「やさしい気持ち」

 日本のミュージシャン、Chara(ちゃら)が1997年にリリースしたアルバム「Junior Sweet」に収録されている曲です。

 Charaは1991年にデビューし、1996年には岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」に主演。劇中に登場するバンド「YEN TOWN BAND」としてリリースした「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」がシングルチャートで1位となり、注目を集めました。現在は離婚していますが、元夫は俳優の浅野忠信で、「Junior Sweet」のアルバムジャケットでCharaが手をつないでいる相手は彼です。表現力豊かな独特の歌声が素敵な、とびきりスイートなラブソングです。


Chara 『やさしい気持ち』

CAPSULE GIANTS「Don't Forget Me」

 日本のバンド、カプセルジャイアンツが1999年にリリースしたコンピレーションアルバム「Blue Period」に収録されている曲です。

 カプセルジャイアンツは、1994年に福岡で結成されたバンドで、翌年に同じく福岡で結成されたナンバーガール等と共に、福岡の音楽シーンで話題を集めていました。その頃、インディーポップを中心に紹介する「米国音楽」という雑誌があったのですが、その付録CDに彼等の代表作「Ever Blurs」が収録され、米国音楽のレーベルよりアルバムもリリースされた事で、インディーポップファンの間で、その人気は全国区へと広がっていきました。

 私も昔、彼等のライブを見た事がありますが、ボーカルの横溝礼央が、ギター用のエフェクターを首から下げ、歌声にディレイをかけてパフォーマンスしているのを見て、すごく斬新な印象を受けた記憶があります。(20年以上前の話ですが)現在は活動していないようですが、ボーカルの横溝礼央はFLASHLIGHTSというバンドをやっているようです。

 シューゲイザー的なこの曲は、彼等が得意としたスペイシーなサウンドで、きらめくギターの音と、Don't Forget Meという歌詞が切ない、青春の一曲です。


capsule giants - don't forget me

原田知世「ロマンス」

 日本の女優・歌手、原田知世が1997年にリリースしたアルバム「I could be free」に収録されている曲です。

 原田知世は、数多くの映画やドラマなどに出演する一方、音楽活動も本格的に行っており、これまでソロで19枚ものオリジナルアルバムをリリースし、高橋幸宏を中心に結成されたバンド「pupa」のヴォーカルとしても活動しています。13枚目のアルバム「I could be free」は、90年代スウェディッシュ・ポップ・ブームの火付け役となった、カーディガンズなどを手掛けたトーレ・ヨハンソンがプロデュースしており、ヴィンテージ機材を使って録音されたウォームなサウンドが、彼女の透明感のある歌声にマッチした傑作です。この曲はエクスキューズやフリーホイールなどのバンドで活躍していたウルフ・トレッソンが作曲しており、爽やかな曲ながらも、少し哀愁を帯びたメロディーがたまらない名曲です。


tomoyo harada 「Romance」