勝手にレコメン

自分の好きな音楽などを、勝手にオススメするブログ。

Cupid’s Carnival「You're so Cool」

イギリスのロックバンド、キューピッズ・カーニヴァルが、2023年にリリースした3rdアルバム「Rainbow Child」の収録曲。

ビートルズに、こんな曲あったっけ?」

もしかしたら、こんな風に勘違いしてしまう人もいそうなほど、ビートルズ風の曲(笑)

奇しくも、先日、ビートルズ最後の新曲「Now and Then」がリリースされたばかりということで、ビートルズロスの症状緩和にも効能がありそうです。

メンバーには、ビートルズを題材にした2019年公開の映画「イエスタデイ」のサウンドトラックで、ビートルズ・ナンバーをプレイしていた、元ジェスロ・タルのジョナソン・ノイス(B)や、元プロコル・ハルムで「青い影」の共作者、マシュー・フィッシャー(B3 Organ)も含まれているそう。

私もビートルズが大好きですが、あまりのビートルズ感に、前から気になってた、あのちゃん似の女の子が、ある日突然、自分のことを「ボク」と言い出して、少し引いちゃうような、あざとさを感じてしまうのも確かですが(笑)

そこのところを割り切ってしまえば、ビートルズ風味を存分に味わえるアルバムとして「Rainbow Child」は、かなりおすすめです。


www.youtube.com

The Beatles「Now And Then」

イギリスの伝説的4人組ロックバンド、ザ・ビートルズが2023年にリリースした最後の新曲「Now And Then」。

ビートルズは1971年に既に解散していますが、主要メンバーである故ジョン・レノンが残したデモ音源に、残りのメンバーが演奏を加えて完成させた曲です。

デモ音源の音質が悪く、これまで修復困難とされていましたが、人工知能(AI)の技術が発展したことで、デモ音源からジョンのボーカルを、クリアな状態で取り出せるようになったとのこと。

これまでも録音技術の発展と共に、常に革新的な楽曲を製作してきた彼等ですが、「Now And Then」も、AI時代へのターニングポイントとなる重要な作品となるのかもしれません。

YouTubeなどで聴ける海賊盤のデモ音源から、カットされたパートがあることについて、SNSでは「ジョンの意向を汲んでいない」と、否定的な意見を述べている人もいるようです。

個人的には、デモ音源は明らかに未完成感があり、ジョンの歌唱にも迷いがあるように感じるため、批判を恐れずに楽曲構成を変更したのは、ポールの英断だったと考えています。(その方が、サビのメロディーが効果的に機能するはず)

いずれにせよ、これまでもジョンと数々の名曲を作り上げ、楽曲製作においては、きっと誰よりも彼を理解している、ポールがアレンジしたのですから、海賊盤と比較するのはナンセンスと言えるでしょう。

私はビートルズについて、単に4人のグループというよりも、ビートルズという「ひとつのまとまった存在」として捉えている気がします。

その存在を擬人化した「ビートルズ君」は、頭を食べ尽くされたアンパンマンのように「僕が君にあげられるものは、全部あげたから、これが最後だよ」と言っている気がして、少し感傷的にもなりました。

そう考えると、Now And Thenの歌詞は、「ビートルズ君」が私に語りかけているようにも聞こえてきます。

Now and then I miss you
ときどき君が恋しい

Oh now and then
いまも、そしてこれからも

I want you to be there for me
いつもそばにいて欲しい

Always to return to me
いつも僕のもとに帰ってきてね

ビートルズ最後の新曲「Now And Then」は、私が好きだったのは、ジョンでもポールでも、ジョージでもリンゴでもなく、やっぱり「ビートルズ君」だったと、あらためて気づかせてくれた、ビートルズの最後を飾る記念すべき一曲として、おすすめです。


www.youtube.com

Maya Hawke「Sweet Tooth」

アメリカの女優・ミュージシャン、マヤ・ホークが2022年にリリースした2ndアルバム「MOSS」の収録曲。

ユマ・サーマンイーサン・ホークを両親にもつ「マヤ・ホーク」は、女優やモデルとして活躍しており、近年ではNetflixのドラマ「ストレンジャー・シングス」シーズン3より、ロビン役で出演していることでも注目を浴びています。

彼女の2ndアルバム「MOSS」は、全体的にアコースティックな楽曲が多く、ベッドルーム・ポップ的なインディー・フォークとなっています。

MVの「Sweet Tooth」は、ドラムやエレキギターも使われていますが、抑え目のアレンジで、繊細な彼女の歌声にマッチした柔らかなサウンドでおすすめです。


www.youtube.com

Swan Dive「Groovy Tuesday」

アメリカの男女ユニット、スワン・ダイヴが1997年にリリースしたミニアルバム「Wintergreen」の収録曲。

スワン・ダイヴは、ナッシュヴィルのレコード・ショップで出会った、モリー・フェルダーとビル・ディメインによって、1993年に結成されたユニットです。

バート・バカラックを敬愛しているだけあり、洗練されたポップな楽曲が多く、このアルバムでも「IN THE LAND OF MAKE BELIEVE」をカヴァーしています。

MVの「Groovy Tuesday」は、タイトルどおりグルーヴィーでさわやかな曲で、ネオアコやソフトロックが好きな人にもおすすめです。


www.youtube.com

Vampire Weekend「A-Punk」

アメリカのインディーバンド、ヴァンパイア・ウィークエンドが2008年にリリースした1stアルバム「Vampire Weekend」の収録曲。

ヴァンパイア・ウィークエンドは、2008年に名門コロンビア大学の学生だった4人で結成されたバンドで、バンド名はメンバーが共同で制作した同名の自主映画に由来しているとのこと。

アフリカのポピュラー音楽「アフロポップ」の影響が感じられるサウンドが特徴で、トーキング・ヘッズにも通ずる部分もあります。

MVの「A-Punk」はアップテンポで、パンキッシュな子気味良いナンバー。ストップモーションによるコミカルな動きも面白くて、おすすめです。


www.youtube.com